29日、シンガポールの首都シンガポールで、チャン・ダイ・クアン国家主席夫妻率いる代表団を歓迎する式典がシンガポールのトニー・タン・ケン・ヤム大統領の主催の下、行なわれました。
歓迎式の後、クアン国家主席とトニー・タン大統領との会談が行われました。 会談で、トニー・タン大統領は「クアン国家主席の今回のシンガポール訪問が成功し、両国間の戦略的パートナー関係を新しい発展段階に押し上げる」ことへの希望を表明すると共に、「シンガポール企業はベトナムの投資経営環境を満足しており、今後、ベトナムとの経済関係を拡大していく」と明らかにしました。
一方、クアン国家主席は、「ベトナムはシンガポールとの戦略的パートナー関係を重視し、この関係を絶え間なく強化するために取り組む」と述べました。 会談で、双方は高級レベルの相互訪問、国防・安全保障、教育、観光、文化などの分野における協力を強化することで一致しました。
同日、クアン国家主席はシンガポールのリー・シェン・ロン首相と会見を行いました。会見で、リー首相は「この訪問はあらゆる分野における両国間の戦略的パートナー関係の深化に寄与すると述べると共に、「ベトナムが2017年のAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議の主催を支持・支援する」と強調しました。
一方、クアン国家主席はベトナムの人材育成を支援しているシンガポールを高く評価しました。 会見で、双方は地域と世界問題について意見を交換した上で、国際場裏において、協力と支持を引き続き行なうことで一致しました。双方は地域内に発生する紛争の解決に対するASEAN=東南アジア諸国連合の共通の立場、及び、ベトナム東部海域、(いわゆる南シナ海)での平和、安定、安全保障の維持の重要性を強調しました。
29日夜、シンガポールのトニー・タン大統領はチャン・ダイ・クアン国家主席夫妻率いる代表団を歓迎するレセプションを主催しました。