9日午後、ハノイで、ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席は、ベトナムを訪問中の中国全国人民代表大会常務委員会の張徳江委員長と会見しました。
会見で、クアン主席は、「ベトナムは常に、中国との関係強化を重視しており、これは両国の発展、及び、地域と世界の平和・安定・繁栄に貢献している」と述べました。また、今後も両国の指導者による相互訪問や、両国民の相互理解を強化する必要があると強調しました。ベトナム東部海域(南シナ海)問題について、クアン主席は、1982年国連海洋法条約に基づいて両国の正当な利益を尊重することの重要性を明らかにしました。
一方、張委員長は、今回の訪問は、両国の指導者が達成した合意の実施を促進するためのものであると明らかにし、今後も、両国は全面的かつ戦略的パートナーシップを実質的に強化する必要があると述べました。