29日午後、シンガポールを訪問中のベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席はSembcorp＝セムコープ・インダストリーズ・グループのタン・キンフェイ社長兼最高経営責任者、及びAsdendas-Singbridge＝アセンダス・シンブリッジ･グループのウォン・カンセン会長とそれぞれ会見しました。




セムコープ・インダストリーズ・グループのタン・キンフェイ社長兼最高経営責任者との会見で、クアン主席は同グループに対しベトナムでのイノベーション・パーク建設プロジェクトの展開に最も有利な条件を作り出すと強調しました。また、ベトナムのエネルギー発展戦略の促進を目指して、同グループの再生エネルギー開発プロジェクトへの参加を歓迎すると表明しました。

一方、アセンダス・シンブリッジ･グループのウォン・カンセン会長との会見で、クアン主席は「ベトナムは明白かつ清廉な政府づくりを進める上で、国際基準を満たすオープンな投資環境を整備し、シンガポールをはじめ、外国人投資家に有利な条件を作り出すことが狙いである」と明らかにしました。また、クアン主席は具体的な支援策を取り、その中で、政策の充実や交通インフラ整備、立ち退きなどを促進すると確約しました。