シュルツSPD党首、支持率でリード メルケル独首相を16ポイント上回る
(europe.nna.jp)前欧州議会議長で、先にガブリエル副首相兼外相から社会民主党(SPD)の党首を引き継いだシュルツ氏の支持率が50%となり、初めてメルケル首相を上回りました。両氏は9月24日の連邦議会選挙で次期首相のポストを争う見通しだが、現時点でシュルツ氏は、メルケル氏を16ポイント上回っています。2日、公共放送ARDが世論調査機関インフラテスト・ディマップに委託して行った調査で明らかになりました。
(写真:TTXVN)
次期首相候補にふさわしい政治家を尋ねた項目で、1月末の前回調査時の両者の支持率は41%で拮抗(きっこう)していました。今回、シュルツ党首は9ポイント上昇し、メルケル首相は34%で7ポイント低下した。なお7%はどちらもふさわしくないと回答しています。
ただし、シュルツ氏は今回の選挙でドイツ政界への復帰を目指すことになるため、まずは議会選での当選が前提となります。
同調査が1997年から定点観測を続ける政党支持の最新動向では、「次の日曜日に選挙が行われたらどの政党に投票するか」との問いに、メルケル首相の与党のキリスト教民主同盟・社会同盟(CDU・CSU)と回答した人は34%と前回から3ポイント低下しました。SPDは28%と8ポイント上昇し、2013年に連立与党に参加してから最高を記録しました。ユーロ圏解体と反難民を訴える「ドイツのための選択肢(AfD)」は3ポイント下げ、12%となりました。