シリア政府軍 世界遺産都市パルミラをISから奪還


シリア政府軍 世界遺産都市パルミラをISから奪還 - ảnh 1
パルミラ遺跡からISの旗を取り外したシリア政府軍=Independent

過激派組織IS=イスラミックステートの支配下に置かれていた、シリアの世界遺産都市パルミラを、ロシア軍の支援を受けたアサド政権の政府軍が奪い返し、ISに対する包囲網は狭まりつつあります。

シリア中部の世界遺産都市パルミラをめぐっては、去年3月、アサド政権の政府軍が過激派組織ISから奪還したものの、去年12月には再びISに制圧されるなど、政府軍とISの間で激しい攻防が続いていました。

こうした中、政府軍は2日、国営通信を通じて声明を出し、ロシア軍の支援を受けて、ISからパルミラを奪還したと発表しました。
そして、付近一帯でISが仕掛けた爆弾の処理を進めているとしています。

シリアでは先月下旬、ISが3年前から支配してきた北部の要衝バーブを、トルコ軍の支援を受けた反政府勢力が制圧したばかりで、ISに対する包囲網は狭まりつつあります。

ただ、シリア国内では、ISによる犯行と見られる自爆テロなどが相次いでいるほか、政府軍と反政府勢力の間の戦闘も続いており、このままISを劣勢に追い込めるかは不透明な情勢です。(NHK)

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