5月30日と31日の両日、東京で開かれている国際交流会議「アジアの未来」で、ベトナムのチン・ディン・ズン副首相は演説を行い、その中で、「アジアの国々は試練を乗り越え、平和・繁栄・着実な発展を図るために、それぞれの国の独立・主権、及び、国益を尊重し、国際法と国連憲章に基づいて紛争を平和的に解決する必要がある」と訴えました。
アジアの未来で演説を行っているズン首相
また、ベトナムの経済発展について、ベトナム政府は経済を急速かつ着実に発展させるために、断固たる措置を取っており、ベトナムを工業国にするという目標の実現に取り組んでいると明らかにしました。
「アジアの未来」と会わせ、30日午後、ズン副首相は、林幹雄経済産業大臣と会見したほか、ルートイングループの永山勝利会長とも話し合いました。
なお、「アジアの未来」は日経新聞の主宰により毎年の5月に行われる国際交流会議で、今年で22回目となりました。今年は「新たな試練、立ち向かうアジア - 新時代の扉を開く鍵とは」をテーマとしています。