(VOVWORLD) - アフリカ北東部スーダンで昨年4月から続く内戦に関する停戦を目指す会議が14日、スイスで開始されました。
2024年8月11日、スーダンのカッサラにある避難民を収容するテント(写真:Getty Images/TTXVN) |
ロイター通信によりますと、仲介役のアメリカは国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」双方を招待しましたが、国軍は会議に参加しませんでした。依然として激しい戦闘が続いており、収束の見通しは立っていない状況です。
RSFは西部ダルフール地方を中心に勢力を拡大し、南部などの一定地域を支配しているとされています。一方、国軍は「情勢分析が不正確だ」としてアメリカを批判し、軍トップのブルハン統治評議会議長は13日、RSFの掃討が完了するまで戦闘を継続する意向を改めて強調しました。
RSFは会議に代表団を派遣し、国連やエジプト、AU=アフリカ連合なども参加しました。会議は主に人道支援分野での協議が進められる見通しです。
アメリカ国務省のパテル副報道官は記者会見で、スーダンが「世界で最も悲惨な人道状況」にあると指摘し、国軍に対して会議への参加を求めました。(産経新聞)