(VOVWORLD) -ベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長が7月19日、ハノイ市内の軍病院で80歳で逝去したことを受け、国内外から深い哀悼の意が寄せられています。
(写真:TTXVN) |
中部高原地帯テイグエン地方の少数民族の人々は、国家建設に生涯を捧げたチョン書記長への感謝の念を表明しました。ドゥル1村のイ・ドゥン・ホモク長老は、2018年にチョン書記長がダクラク省を訪問した際の思い出を語り、次のように述べました。
(テープ)
「チョン党書記長は、国民が生活の質を向上させ、仕事の効率を高め、全ての子どもたちが教育を受けられるようになることを願っていました。その夢は今、現実となりつつあります。チョン党書記長をはじめ、党と国家の功績は永遠に記憶に残るでしょう」
海外のベトナム人コミュニティからも追悼の声が上がっています。ハンガリー在留ベトナム女性協会のファン・ビック・ティエン会長は次のように語りました。
(テープ)
「チョン党書記長の逝去は、本当に悲しいニュースです。これは国家にとっても、ベトナム国民全体にとっても大きな損失だと感じています。グエン・フー・チョン書記長は国民との距離が近く、親しみやすい人柄でありながら、同時に偉大な指導者でもありました」
他方、中国浙江工業大学ベトナム研究センター長の成漢平教授は、長年ベトナム研究に携わってきた専門家です。同教授は、グエン・フー・チョン書記長が2022年に中国政府から友誼勲章を授与されたことについて触れ、「この勲章は中国政府が外国の著名人に授与する最高の栄誉で、チョン書記長への授与は、ベトナムと中国の関係発展に対するチョン書記長の多大な貢献を如実に示している」と語りました。