15日午前、浙江省、杭州市で中国を訪問中のグエン・フ・チョン共産党書記長は中国の企業経営者と会合を行いました。
席上、チョン書記長は「現在、ベトナムと中国の関係はあらゆる分野で安定的かつ積極的に発展している」との見解を示すとともに、ベトナムは9200万人の人口を擁する新興国で社会主義を志向する市場経済体制を運営し、成長率は年平均6%から7%に達し、地域と世界経済への広範な参入が図られ、魅力的な投資先であると評されている。ベトナム共産党の第12回全国代表大会は刷新事業を全面的に促進し、迅速かつ持続的な発展を遂げ、ベトナムを基本的に工業国に発展させ、マクロ経済の安定化、経営環境の改善、経済再構築を成長モデルの刷新と連携させ、進め、経済の競争力の向上を狙うと明らかにしました。
チョン書記長は次のように語っています。
(テープ)
「ベトナムは中国との経済、貿易、投資協力を重視し、両国企業に、協力の強化を激励し、有利な条件を作り出しています。また、中国企業による環境に優しい先進的な技術を利用する投資プロジェクトを歓迎する一方、農業、ハイテク、機械製造、裾野産業、再生エネルギー、クリーン・エネルギー開発分野への投資を優先させる方針です。さらに、互恵を基礎とする貿易発展に対する両国企業の貢献を歓迎します。」
これに先立ち、チョン書記長は上海駐在ベトナム総領事館の幹部、職員と懇親会を行ないました。チョン書記長は大使館員らに対し、困難を乗り越えて、両国の党と国家の関係の強化において架け橋としての役割を全うするよう要請しました。
同日午後、チョン書記長率いるベトナム代表団は杭州市を発ち、帰国の途につきました。