(VOVWORLD) -首相の動静を担当するVOV=当放送局のレポーターによりますと、インド国賓訪問の枠内で、現地時間31日午前、インドの首都デリーで、ファム・ミン・チン首相は、同国の大手企業の指導者と会見しました。
インドのグジャラート州を拠点とする新興財閥アダニグループのゴータム・アダニ会長との会見で、チン首相は、アダニグループがベトナム中部沿海都市ダナンのリエンチュウ港で20億ドル相当の投資額で投資活動を行っているプロジェクトに関する報告に耳を傾けました。中には、アダニグループが28億ドル相当の投資額で火力発電プロジェクト「ビンタン3」を含むベトナム南部ビントゥアン省でのエネルギー投資活動を早期に実施するほか、ベトナムでの空港建設投資プロジェクトを展開することを目指しベトナムのソビコグループと協力する意向があると表明しました。
チン首相は、今後ベトナムでの同グループの投資拡大計画を歓迎した上で、「ベトナムは高速道路や空港、高速鉄道、地下鉄、ロジスティックスセンターなどベトナムでの主要なインフラ投資活動を拡大するアダニグループにあらゆる好ましい条件を提示する用意がある」と強調しました。
そして、チン首相は、インドで原薬および医薬中間体の製造に従事するSMSファーマシューティカル製薬会社および、インフラ施設や住宅団地、高速道路などに関する建設プロジェクトを実施するSri Avantika Contractors社、医薬品や抗がん剤の製造分野で事業を行っているBDRグループの指導者らと個別会見しました。会見で、チン首相は、ベトナムでこれらのグループの投資拡大や技術の支援・移転に関する計画を歓迎し、同グループらに対し両国の関連各機関と引き続き緊密に連携して、プロジェクトの展開をより効果的に推進するよう要請しました。