チン首相、ドイツ大使と会見

(VOVWORLD) - 12日午後、政府本部でファム・ミン・チン首相は、任期満了の挨拶に訪れた在ベトナムドイツ大使館のグイド・ヒルドナー大使と会見しました。
チン首相、ドイツ大使と会見 - ảnh 1在ベトナムドイツ大使館のグイド・ヒルドナー大使(左)と握手するファム・ミン・チン首相(Văn Điệp/TTXVN)

会見でチン首相は、ベトナムは欧州と世界におけるドイツの指導的な役割と地位を常に高く評価しており、あらゆる分野でドイツとの戦略的パートナーシップを深めることを重視していることを確認しました。また、外交関係樹立から50年近く、戦略的パートナーシップの確立から10年以上が経過し、ベトナムとドイツの関係は常に良好に発展しており、その中でグイド・ヒルドナー大使の貢献も大きいと評価しました。

チン首相は、ベトナムとドイツが多国間フォーラムや、国連、ASEAN=東南アジア諸国連合とドイツの協力枠組み、ASEANとEU=欧州連合との協力枠組みなどで相互支援に向けて協力してきたことを強調しました。ドイツは引き続き、EUにおけるベトナム最大の貿易相手国でありながら、ベトナムへの最大の投資国の一つでもあり、両国の昨年の貿易総額は110億ドルを超えたということです。一方、ベトナムはドイツにとってASEANで最大の貿易相手国であり、アジアでは第5位の貿易相手国であるということです。

チン首相はまた、グリーン移行は世界のトレンドであり、ベトナムもそれを実行する決意であると述べ、JETP=公正なエネルギー移行パートナーシップの実行過程において、ドイツ政府がベトナムと緊密に協力し続けるよう要請しました。特に、優先資金の提供、技術移転、人材育成、経営経験の共有、エネルギー転換における制度の完成、気候変動への対応、グリーンで持続可能な経済の発展に向けた支援を求めました。

さらに、EVFTA=ベトナム・EUの自由貿易協定、およびEVIPA=ベトナム・EU投資保護協定の効果的な活用に向けて両国が引き続き協力することを提案し、ドイツに対し、ベトナム産水産物に対するIUU=違法・無報告・無規制漁業のイエローカードの早期解除を欧州委員会に働きかけるよう要請しました。

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