チン首相 在ベトナム韓国大使と会見

(VOVWORLD) - 両国は国防・安全保障分野での協力協定の展開や優先企業に関する相互承認協定の締結、ベトナム・韓国多文化家族の支援を促進しているとしています。

6日午後、政府本部でファム・ミン・チン首相は在ベトナム韓国大使館のチェ・ヨンサム大使と会見し、トー・ラム党書記長・国家主席と韓国のユン・ソンニョル大統領との電話会談の内容やチン首相の韓国訪問で達成された協力合意書の展開について協議しました。

チン首相 在ベトナム韓国大使と会見 - ảnh 1会見の様子(写真:VGP/Nhật Bắc)

席上、チン首相はチェ大使に対し、ベトナムと韓国の関係機関と緊密に連携し、これまで達成された両国の高級指導者の合意、とりわけ、去る7月、行われたチン首相の韓国訪問にあたり、締結された両国政府、企業、地方の協力文書41件の展開を促進すること、両国関係の重要な柱の一つである経済協力を強化すること、2025年までに両国の貿易額を1千億ドル、2030年までに1500億ドルにするという目標の達成を目指し、適切な措置をとることを要請しました。

また、韓国に対し、エビ類の輸入割当を早期に解除し、ベトナム企業がグローバルサプライチェーンや韓国企業のエコシステムに深く参加するよう支援すると同時に、ハイテクやDX、AI=人工知能分野の人材育成プロジェクトを展開し、ベトナムの高速道路や都市鉄道の建設を含む戦略的なインフラ整備への低金利借款の供与を検討するよう提案するとともに、韓国企業に対し、DX=デジタルトランスフォーメーション、グリーン経済、循環経済、ハイテク、半導体製造、バイオテクノロジー、スマートシティなどの分野への投資を促進するよう希望を表明しました。

一方、チェ大使はチン首相の意見への賛同を表明し、韓国大使館がベトナムの関係機関と緊密に連携し、トー・ラム党書記長・国家主席と韓国のユン・ソンニョル大統領との会談の実施に取り組んできたが、現在、両国の高級指導者による相互訪問の準備にあたっていると明らかにしました。また、第4回「グリーン成長とグローバル目標2030のためのパートナーシップ」サミット(P4G)の開催でベトナムを支援する意向があり、プサン(釜山)駐在ベトナム総領事館の開設を検討すると強調しました。

さらに、両国は国防・安全保障分野での協力協定の展開や優先企業に関する相互承認協定の締結、ベトナム・韓国多文化家族の支援を促進しているとしています。

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