チン首相 持続可能な開発とエネルギー転換に関する討論会に出席
(VOVWORLD) - 現地時間の19日、ブラジルのリオデジャネイロで、G20=20か国・地域サミットの枠内で、「持続可能な開発とエネルギー転換」に関する討論会が行われ、ファム・ミン・チン首相が出席し、演説を行いました。
演説の中で、チン首相は持続可能な開発に関する一貫した方針とベトナムのコミットメントとして、「経済成長のために社会福祉や社会進歩・公正、環境保護を犠牲にすることはない」と強調しました。また、持続可能な開発目標の実現を加速させ、期限通りに達成するため、3つの提案を出しました。第一に、デジタルトランスフォーメーション、グリーントランスフォーメーション、エネルギー転換といった3つの重要な転換を推進し、その中で、G20が科学技術とイノベーションを政治化しないという原則に基づき、資源の連携、経験共有、技術移転、財政支援、能力向上を先導し、発展途上国のために科学技術やイノベーションのオープンエコシステムの構築を提案しました。
第二に、人間を発展事業の中心、主体、目標、原動力、および最も重要な資源に位置付け、人間への投資を促進すると同時に、社会進歩・公平・福祉、環境保護にも重点を置く必要があるとしています。最後に、チン首相は創造的な金融協力モデルと効果的な投資、官民パートナーシップの促進を呼びかけ、持続可能な開発とエネルギー転換のためにあらゆる資源を効果的に活用する必要性を強調しました。この機に、チン首相はベトナムが来年4月に「P4G=グリーン成長とグローバル目標2030のためのパートナーシップ」サミットの開催を発表しました。
なお、議長国の運営の下、今年のG20サミットは共同声明を採択し、閉会しました。この声明は国際連帯のメッセージをはじめ、多国間主義を強調し、貧困との闘いと持続可能な開発の推進に力を合わせるよう呼びかけています。