(VOVWORLD) -現地時間の18日、ブラジルで開催されるG20=主要新興国・先進国20か国・地域サミットへの出席を機に、ファム・ミン・チン首相はこのサミットに出席している多くの国と国際組織の指導者と個別会見を行いました。
チン首相と中国の習近平総書記・国家主席との会見 |
中国の習近平総書記・国家主席との会見で、チン首相は、ベトナムは中国との友好協力関係を発展させることがベトナムの独立、自立、多様化・多角化外交政策における戦略的選択であり、最優先事項でもあると強調するとともに、両国がハイレベルの共通認識と、最近行われた両国の指導者による相互訪問で署名された共同宣言を履行するため緊密に連携し続けることを期待すると明らかにしました。一方、習近平総書記兼国家主席は、両国が両国間の合意や共通認識の履行の効果向上を目指す措置を見出す必要があると述べるとともに、両国を結ぶ3本の鉄道の建設プロジェクトを始め、両国間の協力を強化するよう希望を表明しました。
チン首相とアメリカのジョー・バイデン大統領との会見 |
アメリカのジョー・バイデン大統領との会見で、チン首相は、今後、ジョー・バイデン大統領がどのポストに就いていても、両国関係を支持することを望んでいると述べました。一方、バイデン大統領は、アメリカとベトナムとの関係の絶え間ない発展のため支持すると強調しました。
インドのナレンドラ・モディ首相との会見で、チン首相は、インドとの包括的戦略的パートナーシップをより効果的に発展させるための3つの優先的方向性を提案しました。これらはベトナムが、交通インフラ、物流、ハイテク、石油・ガス、再生可能エネルギーなどの戦略分野におけるインドの大規模投資プロジェクトを奨励すること。第二は、協力の機会を求め、残された問題を解決するため、両国企業の連携。および政府と企業との対話をさらに強化すること。第三は、草の根外交を強化するということです。
チン首相とアントニオ・グテーレス国連事務総長との会見 |
アントニオ・グテーレス国連事務総長との会見で、チン首相は、ベトナムはグローバル・ガバナンスにおける国連の中心的な役割を重視していると明らかにしました。一方、グテーレス国連事務総長は世界情勢が複雑に推移しているにも関わらず、ベトナムが国の発展において前向きな成果を上げており、平和と持続可能な発展のモデルであり、各国が学ぶべき国際関係における明るい点であると強調しました。