トゥスク大統領を再任=出身国反対でしこりも-EU首脳会議

【時事】欧州連合(EU)は9日、ブリュッセルで首脳会議を開き、5月末で任期が切れるトゥスクEU大統領の再任を決めました。新たな任期は2年半でした。ただ、トゥスク氏の出身国ポーランドは同氏の再任に強く反対したとみられ、今後にしこりを残す恐れもあります。


トゥスク大統領を再任=出身国反対でしこりも-EU首脳会議 - ảnh 1
トゥスクEU大統領
(写真:EPA/TTXVN)


ポーランドの与党「法と正義」のカチンスキ党首はトゥスク氏のかつての政敵で、ポーランド政府はトゥスク氏の資質に問題があると激しく攻撃しました。しかし加盟国の大半は首脳会議を前に「トゥスク氏再選を支持する」(ドイツのメルケル首相)と表明し、ポーランドに賛同する声は広がりませんでした。

トゥスク氏は再任決定を受け、ツイッターで「EUをより良くするため最善を尽くす」と抱負を述べました。

ご感想

他の情報