トランプ次期大統領=
AFP/TTXVN
アメリカのトランプ次期大統領が台湾の蔡英文総統と電話会談したことを受け、国家安全保障会議のプライス報道官は2日、アメリカの政策に「変更はない」とし「一つの中国」原則を堅持すると強調し、「平和で安定した中台関係が米国の利益だ」と指摘しました。
プライス氏は、オバマ大統領がトランプ次期政権への「可能な限り円滑な政権移行」を進めると説明する一方、「党派にかかわらず大統領は国務省の助言から恩恵を得てきた」と述べ、従来のアメリカの外交政策から逸脱したトランプ氏の行動にくぎを刺しました。
別のアメリカ当局者によりますと、オバマ政権にはトランプ氏や台湾側から電話会談についての事前の連絡はなかったということです。トランプ氏と蔡氏の電話会談が報じられた後、中国政府から問い合わせがあったとしているが、内容は不明となっています。(共同)