(news.tbs.co.jp)アメリカ大統領就任式を3日後に控えたドナルド・トランプ氏の支持率が40%と、過去何代かの大統領に比べて圧倒的に低いことが明らかになりました。就任式の欠席を表明する野党議員も相次いでいます。
(写真:AFP/TTXVN)
アメリカのCNNテレビなどが17日発表した調査によりますと、トランプ次期大統領の支持率は40%で、選挙直後の11月に比べて6ポイント低下しました。就任式直前の支持率としては、2009年の1期目でオバマ大統領が84%、ブッシュ氏、クリントン氏も60%台だったのと比べると、圧倒的に低い数字です。
調査では、53%の人が「選挙以降の言動から大統領への適性に不安を感じる」としていて、連日のツイッターなどでの攻撃的、高圧的な姿勢が世論に影響したものとみられます。しかし、トランプ氏は早速、そのツイッターで「選挙予測を大きく見誤った会社が出した数字で、不正だ」と結果を全面否定しています。
こうした中、17日の時点で、民主党下院議員の3割にあたる59人が就任式への不参加を表明しました。キング牧師とともに公民権運動を戦った民主党のルイス下院議員が、先週、「正当な大統領ではない」と欠席を表明したのに対し、トランプ氏が「口だけの男だ」と攻撃したことへの怒りも手伝ったかたちで、党派間の溝が際立つ異例の展開になっています。