(news24.jp)アメリカのトランプ次期大統領がEU(=ヨーロッパ連合)離脱を表明しているイギリスとの貿易交渉に速やかに着手したい考えを示したことを受けて、EU側は「特定の加盟国との単独交渉は認められない」と不快感を示しました。
トランプ氏はヨーロッパメディアとのインタビューで、イギリスと早期に貿易交渉を始めたい考えを示し、イギリスのジョンソン外相もこれを歓迎しました。
(写真:AFP/TTXVN)
ジョンソン外相「アメリカが我々と自由貿易交渉を速やかに始めたいというのはいいニュースだ。トランプ次期大統領から聞けたのは喜ばしいことだ」
しかし、このあとEUのモゲリーニ上級代表は、イギリスがまだEUの加盟国である以上、「単独交渉は認められない」と述べ、不快感を示しました。EU側はトランプ氏とジョンソン外相双方にクギを刺した形です。
一方、難民を積極的に受け入れたことについてトランプ氏から誤りだったと指摘されたドイツのメルケル首相は直接反論せず、難民らがドイツに溶け込めるよう企業に積極的な雇用を求めるなど、自らの考えを改めて強調しました。