トランプ氏 銃撃事件後に中止していた屋外大規模集会を再開

(VOVWORLD) -アメリカのトランプ前大統領は、先月の銃撃事件以来、安全上の理由で中止していた屋外での大規模な集会を21日に再開しました。集会では演台の周辺に防弾ガラスが設置されるなど、厳重な警備態勢がとられました。
先月、選挙集会の演説中に銃撃されたアメリカのトランプ前大統領は、事件後、安全上の理由で屋外での集会を中止し、屋内施設での集会を続けていました。

ただ、トランプ氏は、より多くの支持者が参加できるとして屋外での集会を求めていて、21日、南部ノースカロライナ州では警護にあたるシークレットサービスの許可を得た上で、事件後初めて、屋外で行われました。

演台の前と後ろには、防弾ガラスが設置されたほか、会場のまわりの建物の屋上にはスナイパーが配置されるなど、厳重な警備態勢がとられました。

演説では、自身が大統領だったらイスラエルとイスラム組織ハマスの衝突などは起きなかったと主張し、民主党の大統領候補に指名されたハリス副大統領を批判しました。

また、20日の民主党の全国党大会での演説でトランプ氏を批判したオバマ元大統領に触れ「オバマ氏が私を攻撃したのを見たか。彼らは一晩中、個人攻撃を行っていた。オバマ氏はとても意地悪だった」と述べました。トランプ氏は、今週、11月の大統領選挙で激戦が予想される州をまわり、毎日、集会を開いていて、選挙活動を加速させています。(NHK)

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