トランプ米大統領、ウクライナ・ロシア問題で両国との協力表明
(写真:EPA/TTXVN)
[ロイター] - トランプアメリカ大統領は4日、就任後初めてウクライナのポロシェンコ大統領と電話で協議しました。トランプ氏は協議の後、ウクライナ東部での親ロシア派とウクライナ軍の戦闘の解決に向け、両国と協力する用意があるとの声明を発表しました。
トランプ大統領は声明で「米国はウクライナ、ロシアおよび他の全ての関係者と協力し、国境沿いの平和回復に助力する」と表明しました。
ウクライナ大統領府は電話協議について「ドンバス地域における事態の収束と政治・外交手段を通じた平和の実現」を中心に議論したとし、「ウクライナと米国の戦略的協力関係強化について話し合った」と明らかにしました。
トランプ大統領はロシアのプーチン大統領を尊敬していると公言しているほか、大統領選ではロシアとの関係改善を掲げ、ロシアのクリミア併合をめぐる対ロ経済制裁を米政権が継続するかどうかをめぐり不透明感が生じています。
トランプ大統領はフォックス・ニュースとの4日のインタビューで、プーチン大統領への敬意は外交政策に影響しないと言明し、「私は多くの人を尊敬しているが、プーチン氏と仲良くなるとは限らない。プーチン氏はロシアのリーダーであり、ロシアとの関係は良いに越したことはない」と述べました。