バイデン政権、他国に送るワクチン2500万回分の配布先を発表
(VOVWORLD) - アメリカのバイデン政権は3日、世界各国・地域に配布を開始する新型コロナウイルス感染症ワクチンの最初の配布分2500万回分に関する供給計画や、計画全体の8000万回分以上の配布枠組みを発表しました。
新型コロナウイルス感染症のワクチン=ロイター/TTXVN |
ホワイトハウスによりますと、他国に寄贈する8000万回分のワクチンのうち、75%をワクチン分配の国際的な枠組み「COVAX(コバックス)」を通じて、残りの25%を必要としている国に直接配布するということです。
最初の2500万回分については、1900万回分近くがCOVAX経由となります。
最初のワクチンの配布先は約600万回分が中南米諸国で、具体的にはブラジル、アルゼンチン、コロンビア、コスタリカ、ペルー、エクアドル、パラグアイ、ボリビア、グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、パナマ、ハイチ、その他のカリブ共同体の諸国、ドミニカ共和国に送ります。
約700万回分はアジアで、インド、ネパール、バングラデシュ、パキスタン、スリランカ、アフガニスタン、モルディブ、マレーシア、フィリピン、ベトナム、インドネシア、タイ、ラオス、パプアニューギニア、台湾と太平洋諸国に送ります。
約500万回分はアフリカで、AU=アフリカ連合と調整の上配布先の国を決定するとしています。
残りの約600万回分はメキシコ、カナダ、韓国、ヨルダン川西岸とパレスチナ自治区ガザ地区、ウクライナ、コソボ、ハイチ、ジョージア、エジプト、ヨルダン、イラク、イエメンに送り、国連の前線職員も対象となります。(CNN.co.jp)