26日午後、ハノイで、グエン・スアン・フック首相はベトナムを訪問中のイタリアのグラツィアーノ・デルリオ インフラ・交通運輸相と会見しました。席上、フック首相は「ベトナム政府はイタリア企業に対し、ベトナムで長期的かつ効果的な経営計画の作成、特に機器製造、紡績縫製、革靴、木工製品、裾野産業への進出を支持すると強調しました。

また、双方は情報の交換を進め、両国企業にPPP＝官民協力の方式による交通インフラ整備への参加に条件を作り出すとともに、港湾の管理、開発、ロジスティックス、鉄道運輸などの分野で協力を強化する必要があるとしています。

さらに、フック首相はイタリア側に対し、ベトナム・EU自由貿易協定の早期締結と批准、また、ベトナムの市場経済の認定をEU＝欧州連合に働きかけるよう要請しました。一方、デルリオ インフラ・交通運輸相は「イタリア政府は世界中の航行の自由、貿易・経済発展に関心を寄せているとともに、ベトナムとの航空や鉄道分野での協力プロジェクトを加速させていきたい意向がある」と明らかにしました。