20日、スイスのダボスで開催中のWEF=世界経済フォーラムの第47回総会の枠内で、グェン・スァン・フック首相は「第4次産業革命における強固なマネジメント」に関する会議に参加した他、ウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領、スタンダードチャータード銀行のホセ・ビニャルス総裁、アメリカのフェイスブックのシェリル・サンドバーグのCOO=最高執行責任者などと会見を行いました。
「第4次産業革命における強固なマネジメント」に関する会議で、フック首相は「各国政府は第4次産業革命が求められる要求に応えるため、体制や政策の完備に取り組む必要がある。これと同時新エネルギーの開発、水資源の安全保障、持続的な有機農業の発展、気候変動や疫病への対応などグローバルな問題の解決のためこの産業がもたらすチャンスを生かさなければならない」と強調しました。また、フック首相はベトナムはスタートアップ、情報技術の応用、電子政府の構築を奨励する政策を実施している」と明らかにしました。
ウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領との会見で、フック首相は「両国が経済、貿易、教育養成、科学技術、文化などの分野における協力を強化するよう」提案すると共に「今後も、ウクライナは同国に在留しているベトナム人に有利な条件を作り出すよう」希望を表明しました。一方、ポロシェンコ大統領は経済、貿易、観光などの分野において、ベトナムとの協力関係を強化する用意がある」と述べました。
フック首相とホセ・ビニャルス総裁との会見
スタンダードチャータード銀行のホセ・ビニャルス総裁との会見で、フック首相は「スタンダードチャータード銀行が世界市場で事業活動を行なうベトナム商業銀行を支援するよう」提案しました。一方、ビニャルス総裁はスタンダードチャータード銀行がベトナムで長期的に事業活動を行ない、ベトナムの財政、銀行分野の発展と国際資金への接近を支援することを確約しました。
フック首相とサンドバーグ最高執行責任者との会見
アメリカのフェイスブックのシェリル・サンドバーグ最高執行責任者との会見で、フック首相は「今後、フェイスブックはスタートアップ分野、中小企業の情報アプローチなどベトナムの情報技術分野の発展のため、ベトナムと協力を強化するよう」希望を表明しました。一方、サンドバーグ最高執行責任者は「フェイスブックを通じて、経営活動を行なっているベトナムの中小企業を支援することを望んでいる」と明らかにしました。