20日、ハノイで、グエン・スアン・フック首相はベトナムを訪問中のカンボジアのフンセン首相と会談しました。席上、フック首相は、「フンセン首相の訪問は両国関係の重要な節目で、両国間の友好・協力関係の着実な発展に寄与するものである」と語りました。
双方は、各レベルの訪問団の交換維持や、これまで達成されてきた合意の効果的展開、6月24日の両国の国交樹立50周年記念活動を行うための協力、第15回両政府合同委員会会議の早期開催、国境貿易協定の早期締結などに合意しました。
また、双方は敵対勢力が自国の領土を使って相手国を破壊することを許さないという原則を再確認したほか、麻薬や、人身売買、兵器密輸密売、ハイテクなどに関連する犯罪防止対策で協力を強化することで一致しました。
カンボジア在留ベトナム人問題に関し、フック首相は、カンボジア政府が同国在留ベトナム人に有利な条件を作り出していることに謝意を表明した上で、「今後、カンボジア在留ベトナム人向けの法的手続きの処理を進めるよう」提案しました。
会談後、両首相は、刑事司法互助協定や、受刑者の身柄引渡協定など3件の協力文書の調印式に立ち会いました。