2日夜、グエン・スアン・フック首相は対外経済会議2016に出席している国内外の政策作成者や企業経営者と会見しました。席上、フック首相は同会議を通じて、出席者らに対し、ベトナムの参入、発展政策、戦略への理解を深め、投資協力チャンスを模索できるよう希望を表明しました。
また、フック首相はドイモイ=刷新事業開始以来30年経った今、ベトナムは様々な成果を収めてきた。現在、ベトナムは経済再構築、成長モデルの刷新を目指す戦略的な措置の実施、競争力の向上、世界経済への参入を進めていると明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「チャンスは目の前です。ベトナムは困難と試練を乗り越えて、チャンスを活用し、発展を遂げる必要があります。ベトナム政府はドイモイ=刷新事業と清廉でかつ建設的な政府の構築を進める決意を固め、国民、企業の奉仕に努めていきます。一方で、インフラ整備や人材開発、政治的・社会的安定の維持、財産権、知的所有権の保護、平等な競争の確保をはじめ、健全な投資経営環境づくりに力を尽くす方針です。」
このように語ったフック首相は「政府は市場経済体制、国内の実状、また国際条約に見合った法整備を重視し、社会のあらゆる分野の効果的な管理を目指す長期的ビジョンを作成した」と明らかにしました。
なお、3日午前、開幕した対外経済会議2016ではベトナムの世界経済への参入、消費戦略、製造業、コメ生産、工業の発展、投資状況などに関する8つの討論会が行なわれるとしています。