20日、ハノイで、第23回APEC貿易担当大臣会合が開幕し、APEC加盟21カ国の大臣とAPECの高官多数が出席しました。これは、ベトナムが主催するAPEC2017の枠内の8つの閣僚級会合の1つです。

開会式で発言にたったグエン・スアン・フック首相は、「APECは、加盟諸国の経済・投資・貿易の成長や、体制・政策の全面的刷新プログラムの促進などへ向けて、人間や、インフラ、技術、情報などの面で強く結合したアジア・太平洋地域構築を目指している」と強調しました。

また、「APECは、経済発展の多様性や、文化、政治体制、開発政策などの面で相違点がある」とした上で、次のように語りました。

（テープ）

「APECは、APEC協力の効果向上と特徴づくりを目指して、経済・技術協力や、政策制定と協力プログラム・プロジェクトの展開に関する情報・経験交換を強化する必要があります。同時に、他の地域や、他の国々との協力を拡大させなければなりません。しかし、政治的信頼と決意がなければ、素晴らしい目標も達成できません。」

このように語ったフック首相はまた、「第23回APEC貿易担当大臣会合が効果的に行われ、今年11月に開催されるAPEC首脳会議に多くのイニシアチブを上程するよう」希望を表明しました。