(VOVWORLD) -15日、ハノイで、ベトナム国家銀行のグエン・ティ・ホン総裁は、ベトナムを訪問中のAIIB=アジアインフラ投資銀行の金立群総裁と会合を行いました。
VGP/HT撮影 |
席上、発言に立ったホン総裁は、「ベトナム政府はインフレの抑制、マクロ経済の安定という目標を堅持しており、また、グリーン経済開発に集中することを持続可能な開発に貢献する任務の一つと位置づけている」と明らかにしました。ホン総裁によりますと、ベトナムは、インフラ整備を重要な任務の一つと見なしており、2030年までに5000kmの高速道路の建設に向けて取り組んでいるとのことです。
一方、金立群総裁は、AIIBが引き続きベトナムにおけるグリーンインフラの整備を支援していくと確認しました。なお、中国の北京に本部を置くアジアインフラ投資銀行は、2015年にベトナムを含む57か国を創設メンバーとして発足し、2016年に開業しました。
増大するアジアにおけるインフラストラクチャー整備のための資金ニーズに、代替、補完的に応えるということを目的として、中国が設立を提唱しました。ベトナムでは、AIIBは、新型コロナウイルス対策、太陽光と水力発電、持続可能なインフラ整備に関する2億2300万ドル相当の3件のプロジェクトに融資を行ってきました。