ベトナム外務省の招きに応え、チリのエドガルド・リベロス・マリン外務次官はベトナムを公式訪問し、16日と17日の両日、行なわれていた両国の第5回外務次官級の政治協議に参加しました。
ベトナムを訪問期間中、マリン次官はファム・ビン・ミン副首相兼外相と会見しました。席上、ミン副首相はチリとの全面的な協力関係を重視していると強調しました。一方、マリン次官はベトナムをチリのアジア・太平洋へ向ける政策の第一の対象国の一つと見做しており、ベトナムとの関係の強化を望んでいると述べました。
なお、17日午前の両国の第5回外務次官級の政治協議でベトナムのハ・キム・ゴック外務次官とマリン次官は双方関係の強化措置や地域と国際問題について協議しました。双方はベトナムとチリは農業、製造業、加工業、鉱山開発、水産物などの分野で協力を強化する余地が大きいとの見解で一致しました。また、地域と国際場裏で相互支援と協力を継続するとともにベトナム東部海域問題に関し、紛争を国際法に従って、平和的措置で解決し、武力による威嚇、または武力行使をしないという立場を強調しています。この機に、双方は一般パスポート所持者へのビザ免除協定に調印しました。