ベトナム・ブラジル 戦略的パートナーシップに関する共同声明 発表

(VOVWORLD) - 現地時間の17日、リオデジャネイロで、ファム・ミン・チン首相とルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領の会談後、ベトナムとブラジルは両国関係を戦略的パートナーシップに格上げすることに関する共同声明を発表しました。
ベトナム・ブラジル 戦略的パートナーシップに関する共同声明 発表 - ảnh 1写真撮影:Nhat Bac

共同声明では、2007年の包括的パートナーシップ確立以来、ベトナムとブラジル関係が政治、経済、文化、地方間協力、草の根交流など、すべての分野で重要な進展を遂げてきたと確認しました。両国は、これまでの共通の成果とブラジル・ベトナム関係に関する戦略的ビジョンの共通利益への認識に基づき、両国関係を戦略的パートナーシップに格上げすることで合意しました。両首脳は、両国外相に対し、できるだけ早く戦略的パートナーシップの具体的内容について交渉を進めるよう指示しました。

共同声明において、政治面で、ベトナムとブラジルは、あらゆるチャンネルでの高級レベルの接触を推進し、地方間協力や草の根交流を拡大することで合意しました。また、相互協力・支援・支持を強化し、平和と持続可能な開発に対する共通のコミットメントを確認しました。ベトナムは、国連安全保障理事会が改革された場合、ブラジルの常任理事国入りを支持すると表明しました。

経済関係については、2国間貿易額を来年までに100億ドル、2030年までに150億ドルに引き上げることを目指すとしています。ベトナムはMERCOSUR=南米南部共同市場との自由貿易協定交渉の開始を提案し、ダ・シルバ大統領は、この件についてMERCOSURの他のメンバー国との協議を継続することに同意しました。

その他の問題について、ベトナムとブラジルは、国際法、国連憲章の尊重を再確認し、国際紛争が国際法、中でも1982年の国連海洋法条約の順守に基づき、

解決されることを支持しています。また、両国は気候変動対応における協力を継続し、ブラジルとASEAN=東南アジア諸国連合との関係を推進していくことで合意しました。

ご感想

他の情報