ベトナム国家主席のカンボジア訪問:両国関係深化の重要な機会
(VOVWORLD) - ベトナムのトー・ラム国家主席が7月12日から13日にかけて、ノロドム・シハモニ国王の招待によりカンボジアを国賓訪問します。在カンボジアベトナム大使館のグエン・ヒュ・タン大使は、この訪問が両国関係の強化と深化に重要な役割を果たすと期待を寄せています。
グエン・ヒュ・タン大使 |
今回の訪問は、両国が6月24日の外交関係樹立57周年を迎えた直後に行われ、また、トー・ラム国家主席の就任後初の外遊となります。タン大使は、これがベトナムの一貫した外交方針、特に近隣諸国との関係重視を示すものだと指摘しています。タン大使は次のように強調しました。
(テープ)
「トー・ラム国家主席の訪問は、良き隣人、伝統的友好、包括的協力という理念に基づき、両国関係をさらに深化させる重要な機会となるでしょう。この訪問を通じて、ベトナムとカンボジアの団結と友好が永続的に維持されることを確信しています」
2日間の訪問中、トー・ラム国家主席は、ノロドム・シハモニ国王をはじめ、カンボジアのノロドム・モニニヤット・シハヌーク王太后、フン・セン上院議長、クオン・スダリー国民議会議長、フン・マネト首相など、カンボジアの主要指導者と会談・会見する予定です。双方は、これまでの友好関係を評価し、今後の二国間関係のさらなる発展について協議します。
また、ベトナムで学んだカンボジアの元留学生協会や王立プノンペン大学の学生との交流も予定されており、これらの活動が両国民の相互理解と友好関係の促進に寄与すると期待されています。