(VOVWORLD) - 29日夜、ハノイのホーグオム劇場で、9月2日のベトナム社会主義共和国独立79周年を祝う記念式典が盛大に開催されました。
式典で発表中のトー・ラム書記長・国家主席 |
トー・ラム書記長・国家主席夫妻が主催し、ファム・ミン・チン首相やチャン・タイン・マン国会議長をはじめ、党・国家の要人や革命功労者、各界の著名人が出席しました。また、サアディ・サラマ駐ベトナムパレスチナ大使を団長とする外交団も参列しました。
式典で演説したトー・ラム書記長・国家主席は、79年間のベトナムの歩みを振り返り、共産党の指導の下で、国民の団結と国際的連帯により、革命の勝利、国家統一、そして刷新政策の成功を達成したことを強調しました。
トー・ラム書記長・国家主席によりますと、ベトナムは現在、平和で安定した友好国として国際的に認知され、海外からの投資や観光の人気な目的地となっています。経済面では世界40位以内に位置し、貿易規模でも世界トップ20に入る成長を遂げています。また、16の自由貿易協定を通じて、世界の主要60経済圏とつながりを持つ重要な存在となっています。
外交面では、ベトナムは世界193カ国と正式な外交関係を樹立しています。そのうち30カ国とは戦略的または包括的なパートナーシップを結んでおり、国連安全保障理事会常任理事国を含む主要国とも緊密な関係を築いています。さらに、70以上の地域および国際組織で積極的な役割を果たしており、国際社会における存在感を着実に高めているとしています。
さらに、トー・ラム書記長・国家主席は、2045年の建国100周年に向けて、ベトナムを高所得国へと発展させ、国民全体が豊かで安心して暮らせる社会を目指す決意を表明しました。国際社会との協力を通じて、平和で持続可能な世界の構築に貢献する意欲も示し、次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムは、国際社会の皆様からの継続的な支援と協力を心より望んでいます。特に、ベトナムに駐在する外交官、国際機関代表、外国人投資家の皆様には、私たちの国の発展において重要な架け橋となっていただきたいと考えています。私たちは、皆様と力を合わせることで、様々な課題を乗り越え、新たな機会を生み出せると確信しています。そして、平和で持続可能な世界の実現に向けて、共に歩んでいけると信じています。今後も、国連憲章と国際法の原則に基づき、公正な国際秩序の構築を目指してまいります」
外交団を代表して挨拶したサラマ大使は、ベトナムと各国・国際機関との友好関係をさらに深める努力を継続すると約束しました。
式典後には、ホーチミン主席を讃え、ベトナムの魅力を紹介する特別芸術プログラムが披露されました。同日夜には、ホーチミン市でも独立記念の晩餐会が開かれ、各国外交官や国際機関代表が参加しました。