ベトナム 東南アジアにおけるロシアの重要なパートナー
(VOVWORLD) - ロシアのプーチン大統領による今回のベトナム訪問は両国関係にとって大きな意義があり、政治的推進力となると期待されています。
ロシア外務省所属国際関係大学の東洋学部のアンナ・キリーバ准教授によりますと、この訪問はハイレベルにあるベトナムとロシアの包括的な戦略的パートナーシップを示すとともに、関係発展の原則の順守を再確認するものです。
また、キリーバ氏はロシアの対外経済関係が再構築され、ベトナムの経済発展が促進されている中で、ロシアは投資、生産、農業、物流、観光市場の開拓などに関する大きなチャンスを入手するであろうとの見解を述べました。一方、ロシアはベトナムにデジタル、スマートシティ構築、都市のインフラ整備に関する経験を提供する可能性があるとしています。
なお、19日と20日の両日、行われる訪問はプーチン大統領による5回目のベトナム訪問となります。また、プーチン氏が5月初旬に5期目の大統領に就任した後、ベトナムを最初の訪問国の1つに選んだことはベトナムがロシアにとって東南アジアでの重要なパートナーであることを示しています。