ホアロー刑務所遺跡地区管理委、米兵の遺物を受け入れる
15日、ハノイにあるホアロー刑務所遺跡地区管理委員会は、アメリカのベトナム戦争帰還兵であるワルター・ユジェン・ウイルバー海軍中佐の遺族が贈った同中佐の遺物を受け入れました。ウイルバー氏は戦争中にホアロー刑務所に拘留されました。
(写真:
Đ.Loan)
それらの遺物は、ウイルバー氏が家族に送った手紙や、ウイルバー氏のインタビューを収録したカセットテープ、同中佐に関する記事を掲載する新聞などです。
ワルター・ユジェン・ウイルバー海軍中佐の息子トーマス・ユジェン・ウイルバーさんは「これらの遺物を贈ることの理由はベトナム戦争中にホアロー刑務所で拘留されたアメリカ兵に対するベトナムの人道的政策を証明したいことである」と話しました。
1968年6月16日、中部ゲアン省で、ワルター・ユジェン・ウイルバー海軍中佐が操縦していた戦闘機が撃墜されました。ウイルバー氏はホアロー刑務所に5年間、拘留されたあと、1973年2月12日にアメリカ側に引き渡されました。