マクロン氏政党、約60選挙区で候補擁立見送り-極右・左派阻止を優先
(VOVWORLD) -フランスのマクロン大統領系列の政党は、約60の選挙区で候補者の擁立を見送ります。極右と新たに結成された左派連合の伸長を阻むため第三党の候補に道を譲ると、アタル首相が明らかにしました。
(写真:AFP/TTXVN) |
首相はフランス中部のコレーズに言及。同選挙区ではマリーヌ・ルペン氏が率いる極右政党・国民連合(RN)の候補と、極左の「不屈のフランス」を含む左派連合からオランド前大統領が出馬しますが、これに対してマクロン氏与党は候補者を立てず、保守系の共和党候補を支持するといいます。
17日に行われたRTLラジオでのインタビューで、首相は「極端な主義を掲げる候補の当選を阻止する上で、われわれの候補が最適な位置には付けていないことが分かっている選挙区が約60ある」と指摘しました。
RNが勝利すれば、「フランスにとって大惨事になる」と首相は述べ、RN、左派連合とも財源の裏付けのない数千億ユーロ規模の政策を公約しており、実行すれば経済を損ない、失業者を増やすことになると主張しました。(bloomberg.co.jp)