ペニャニエト大統領=ロイター
メキシコのペニャニエト大統領は25日、アメリカのトランプ大統領が不法移民対策としてメキシコとの国境に壁を建設するとの大統領令に署名したことを受け「残念であり、非難する」と国民向けにテレビで述べました。AP通信はメキシコ政府高官の話としてペニャニエト氏が31日に予定されているトランプ氏との会談中止を検討していると伝えましたが、ロイター通信は、首脳会談は予定通り実施されるとビデガライ外相が述べたと報じました。
ペニャニエト氏は「メキシコは壁(の効果)を信じていない。費用は払わない」と繰り返しました。
会談前の大統領令署名によりペニャニエト氏の面目はつぶされた形です。(共同)