モスル奪還作戦 トルコ軍も砲撃 対ISで足並み乱れ懸念


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(写真:AFP)


(NHK)過激派組織ISのイラク最大の拠点、モスルの奪還作戦では、アメリカ主導の有志連合などの支援を受け、イラク軍やイラク国内のクルド人部隊が地上戦の主力として戦っていて、このうちクルド人部隊は市街地の境界から9キロ足らずにまで迫っています。


こうした中、有志連合による空爆に参加している隣国のトルコは23日、モスル近郊に駐留している地上部隊が、クルド人部隊からの支援要請を受けて、ISに対する砲撃を行いました。

トルコは、自国と同じようにイスラム教スンニ派が多いモスルの住民を守ろうと、スンニ派の民兵を訓練するため、この地域に軍を駐留させているほか、トルコへの難民やISの戦闘員の流入を抑える必要があるとして、地上戦にも参加する意向を示してきました。

しかしイラク政府は、トルコの地上戦への参加は主権の侵害だとして拒否してきた経緯があり、今回の砲撃でイラク政府がトルコに反発することも予想され、ISとの戦いで足並みが乱れる懸念も出ています。

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