グエン・バン・タオ氏（右）　（写真：TTXVN）

2日夜、ブリュッセルで、ベルギー駐在ベトナム大使館は、ベトナム駐在欧州商工会議所（ユーロチャム）と協力して、グリーン経済、再生可能エネルギー、環境、およびJETP＝『公正なエネルギー移行パートナーシップ（JETP）』などの分野におけるベトナムとEU＝欧州連合との協力チャンスについて座談会を行いました。

座談会で、ベルギー駐在ベトナム大使兼欧州連合（EU）駐在ベトナム代表団の団長であるグエン・バン・タオ氏は、ベトナムに対するIUU＝違法・無報告・無規制漁業に関する「イエローカード」の解除に向け、ユーロチャムの支援を呼び掛けるとともに、ベトナムにおけるJETPの効果的導入のためために、ユーロチャムと緊密に連携することを望んでいると明らかにしました。

一方、ユーロチャムのドミニク・メイヒレ会長は、ECの関連各機関との会合で、ユーロチャムはECに対し、IUUの「イエローカード」を早期に解除するため検討するよう希望を表明したと述べるとともに、今年の9月末か10月に、ECの代表団がベトナム入りする予定であることから、イエローカードに関する問題が解決されることを期待すると明らかにしました。

座談会で、ユーロチャムの企業の代表はいずれも、ベトナム経済の安定した発展への確信を表明しました。マイクル氏は、ユーロチャムが定期的に発表する景況感指数は前向きな感情を示しており、ベトナムが欧州ビジネス界に多くのチャンスをもたらしていることを認識していると述べるとともに、安定した投資環境、よく訓練された労働力、政府と企業間のオープンな対話など、海外投資誘致にかかわるベトナムの強みも強調しました。