ニュージーランド最大の都市オークランドでは、タワーにレーザーで映し出されたカウンターがゼロを示し、新年を迎えると一斉に花火が打ち上げられ、集まった人は大きな歓声を上げました。今年、使われた花火は合わせて500キロで、計画段階から数えると半年近くかかったということです。
シドニー湾に架かるハーバーブリッジに仕掛けられた花火=Getty
一方、同じ南半球のオーストラリアでは、日本時間の先月31日午後10時に2017年になり、シドニー湾に架かるハーバーブリッジに仕掛けられた花火が点火されました。シドニーの象徴になっているオペラハウスも照らされて、壮大な景色が夜空に浮かび上がりました。建設当時は世界で最も高いビルだった台湾の「台北101」にも花火が仕掛けられ、新年と同時に打ち上げられました。こちらの花火は大気汚染に配慮するため、去年の新年が最後になるといわれていましたが、市民からの期待も大きく、今年も開催されました。
中国北京ではオリンピック公園でカウントダウンイベントが行われ、数千人が参加しまし。一方、北朝鮮。朝鮮中央テレビは、首都・平壌で新年を祝う様子を放送し、市民が笑顔で花火を見る姿などが映し出されました。
ドバイでは新年の訪れとともに、高さ828メートルの世界で最も高い高層ビル「ブルジュ・ハリファ」や、その周辺から、花火が打ち上げられる恒例のイベントが行われました。
花火とともにブルジュ・ハリファの壁には、アラビア語と英語で「新年おめでとうUAE」という文字が映し出されました。イベントに合わせて、住民や各国から働きに訪れている人たちなど、数十万人が街に繰り出し、花火が打ち上げられるたびに歓声を上げながら、新年を祝う言葉を掛け合っていました。