「中国との意思疎通強化」 THAAD反発に韓国首相
2月3日のソウルでの記者会見で、韓民求 韓国国防相(右)とェームズ・マティス米国防長官
(AFP/TTXVN)
聯合ニュースによりますと、韓国大統領代行の黄教安首相は3日、アメリカ軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備をめぐり「中国の反発が強まることが予想されます。中国側の措置を注視し、意思疎通を強化していく」と述べました。
政府高官と与党「自由韓国党」幹部の会議で語りました。中国はTHAADのレーダーが中国監視目的だとして配備に反対しています。韓国メディアは、中国当局が韓国行き観光商品の取り扱いの即刻中断を旅行会社に指示したと報じるなど、韓国に対する「制裁」を本格化させたとの見方が強まっています。
黄氏は、THAADは「北朝鮮の核・ミサイルの脅威から国家と国民を守るために必要な自衛的措置で、第三国に向けたものではない」と改めて強調し、米韓で配備を進める考えを確認しました。(共同)