中国のメディア トー・ラム党書記長・国家主席の訪中を大きく報道
(VOVWORLD) -この数日間、中国のマスメディアは、中国を国賓として訪問中のトー・ラム党書記長・国家主席の諸活動を大きく報道しています。
20日付の中国共産党機関紙「人民日報」は、1面で、トー・ラム党書記長・国家主席と習近平総書記・国家主席との会談、および他の指導者との個別会見に関する情報を掲載しています。
これに先立つ19日、新華社通信、人民日報、中国国家テレビ局、英字日刊紙「チャイナデイリー」などは、歓迎式典、越・中首脳会談、協力文書の調印式、茶会、歓迎パーティに関するニュースや記事、写真を掲載しました。
これらのメディアによりますと、会談や会見の席上、中国の指導者らは、中国がベトナムとの関係を隣国外交の最優先事項に位置づけていることを改めて確認しました。また、中国・ベトナム間の「未来共有コミュニティ」の構築の方向性を確実に捉えながら、(1)より高い政治的信頼関係の構築、(2)より実質的な防衛・安全保障協力の推進、(3)より深い協力関係の醸成、(4)堅固な社会基盤の形成、(5)多方面にわたる緊密な協調体制の確立、(6)対立のより適切な管理と解決といった6つの方向性で両国関係を強化する必要があると強調したとのことです。
19日、中国外務省の毛寧報道官は、両国間の連携強化に関する質問に答え、その中で、トー・ラム党書記長・国家主席による中国訪問が、両国間の連携をさらに促進し、中国・ベトナム間の「未来共有コミュニティ」の構築を深化・具体化させるとの確信を表明しました。