(写真:ET Today)
(NHK)中国南部の福建省に今月15日に上陸した台風14号は、その日のうちに熱帯低気圧に変わりましたが、大雨や強風をもたらしました。
中国メディアは、福建省南部に上陸した台風としては、1949年の建国以来最も強かったと伝えていて、現地では土砂崩れに巻き込まれた人の救助活動などが行われています。
国営の新華社通信は、福建省と浙江省で、これまでに28人の死亡が確認され、15人の行方がわからなくなっていると、17日夜に伝えました。この2つの省では合わせて1万9000棟を超える住宅が被害を受け、80万人以上が避難したということです。
また、現在も広い範囲で停電となっていたり、電話などの通信ができなくなったりしていて、中国当局は行方不明者の捜索に全力を挙げるとともに、インフラの復旧を急いでいます。