仏のマクロン大統領が都市封鎖の緩和を発表 週末から3段階で

(VOVWORLD) - フランスのマクロン大統領は24日のテレビ演説で、新型コロナウイルス対策として10月30日に始めた都市封鎖を今月28日以降、3段階で緩和すると発表しました。マクロン氏は「第2波は去った」と述べ、年末には移動を自由化する方針を示しました。

発表によりますと、28日には小売店の営業を解禁します。外出禁止令を緩和し、自宅から20キロ圏、3時間以内の移動を認めます。感染状況が改善すれば、第2段階となる12月15日以降、夜間と早朝を除いて外出を自由とし、劇場や映画館の営業を認めます。クリスマスから大晦日にかけては夜間外出も容認します。

第3段階となる来年1月20日には、飲食店やスポーツ施設の営業を認める予定です。マクロン氏は「クリスマスには離れて住む家族と過ごせる。だが、不要な移動はできるだけ控えるべき。みんな責任感を持って欲しい」と訴えました。

フランスの都市封鎖は今回2度目です。食品など生活必需品以外の店舗は閉鎖され、外出は散歩など1キロ圏内と定められています。

24日の発表で、1日当たり感染者数は9155人です。今月始め、第2波で最多となる8万人に達した後、減少しています。今春以降、フランスの感染者数は計約215万人、感染死者は約5万人にのぼります。(SankeiBiz)

ご感想

他の情報