仏学者「ハーグ判決後も、交渉を続ける必要がある」



フランス ポール・ヴァレリー・モンペリエ第3大学歴史学課のPierre Journoud教授は「オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所は「さる7月12日、ベトナム東部海域(いわゆる、南シナ海)での領有権に関する中国の主張について、歴史的権利は認められないとの判断を下してから、関連各側は交渉を続ける必要がある。これは戦争と衝突を避けるための長期的な交渉である」と強調しました。

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(写真:ロイター)


同教授は「7月12日に公表した500ページの裁定で、ハーグの常設仲裁裁判所は中国が独自に主張する境界線「9段線」について、国際法上の根拠がないとする判決をした。同裁判所はさらに、中国が9段線の内側で築いた人工島は、排他的経済水域や大陸棚が認められる「島」ではないと判断を示した」と明らかにしました。

Pierre Journoud教授は「EU=欧州連合とフランスはいずれも1982年の国連海洋法を始め、国際法と海上航行の自由を尊重している」と述べると共に、「EUは関連各国が1982年の国連海洋法と海上航行の自由を尊重する必要がある」との主張がある他、この海域の領有権争いに中立的な立場にある」と明らかにしました。

また、Pierre Journoud教授は「EUとフランスは紛争解決に関する自らの経験を生かして、ベトナム東部海域での領有権争いの解決に取り組んでいる東南アジア地域を含め、アジア諸国を支援するよう」提案しました。


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