仏 バルス首相 大統領選に立候補へ

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(写真:AFP/TTXVN)


(NHK)フランスのバルス首相は、5日パリ近郊で記者会見し、「大統領選挙に向けて立候補する」と述べ、来年春に予定されている大統領選挙に向けて、来月行われる与党・社会党など左派の予備選挙に立候補すると表明しました。

そのうえで、「テロの脅威や極右の台頭など、かつてと一変した世界の中でフランスの役割は重要だ。私はプーチン大統領のロシアやトランプ次期大統領のアメリカからフランスの価値観を守ることができる」と述べました。また、バルス首相は、立候補に伴って6日に首相を辞任する考えを示しました。バルス首相は54歳。2012年に就任したオランド大統領の下で内相を務め、2014年3月からは首相を務めてきました。

支持率が低迷してきたオランド大統領は、すでに立候補を断念していて、バルス首相が左派の有力候補として与党などの支持者をまとめ、予備選挙で勝利できるのか注目されます。

大統領選挙に向けては、中道右派の共和党は予備選挙でフィヨン元首相を候補として選んだほか、極右政党の国民戦線のルペン党首も立候補を表明しています。

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