(写真:THX/TTXVN)
(共同) EU=欧州連合議長国マルタのムスカット首相は11日、EU離脱後のイギリスとEUが結ぶ協定について「加盟国間の協定より見劣りするものにならざるを得ない」と述べ、離脱後のイギリスはどう交渉しても、EUの一員として現在享受している利益は得られないとの考えを示した。首都バレッタでの記者会見で述べました。
イギリスのメイ首相は離脱を巡るイギリス側の方針について、詳細を今後数週間で策定し、3月末までに離脱を通知する方針です。ムスカット氏はEU側の厳しい交渉姿勢を改めて示し、オランダ、フランス、ドイツの国政選挙でEU離脱を訴える政党を念頭に「離脱は国益を損なう」とアピールしました。
共に会見したユンケル欧州委員長は「イギリス離脱がEUの終わりの始まりだと考えるなら、それは大間違いだ」と強調し、イギリスなき後の加盟27カ国の結束を強調しました。