宗教儀式で転倒事故、121人死亡 死者の大半が女性 インド北部
(VOVWORLD) - 犠牲者の多くは女性で、子どもも含まれています。
インド北部ウッタルプラデシュ州の町で2日、ヒンドゥー教の儀式に参加していた信者が相次いで転倒し、地元メディアによれば121人が死亡しました。犠牲者の多くは女性で、子どもも含まれています。儀式の終わりかけに人々が出口に集中した可能性があり、多数の負傷者が病院に搬送されており、死傷者がさらに増える恐れがあります。
地元メディアや現地からの映像によりますと、儀式には約25万人の信者が集まっており、場所が十分な広さではなかったことが事故の一因とされています。
インドは人口が世界一とされ、群衆事故が頻繁に発生しています。地元メディアによりますと、2013年には中部マディヤプラデシュ州のヒンドゥー教寺院付近で転倒事故が相次ぎ、115人が死亡しました。また、西部マハラシュトラ州では2005年に宗教儀式のためのココナツの水分で滑りやすくなった階段での転倒事故で340人以上の信者が死亡する事故が発生しています。(朝日新聞)