政権軍がパルミラ進攻=ISから再奪還目指す-シリア
(写真:AFP/ TTXVN)
【時事】在英のシリア人権監視団のアブドルラフマン代表は1日、取材に対し、「シリア政権軍が中部の遺跡都市パルミラに進攻した」と明らかにしました。ロシア軍による空爆支援を受け、西部の一部地区を支配下に置いたといいます。パルミラにある古代ローマ時代の遺跡群は世界遺産として有名ですが、ISによる度重なる破壊にさらされ、国際的な懸念が高まっています。
パルミラは2016年3月に政権軍がISから奪い返しましたが、同12月には再び攻勢を仕掛けたISの手に落ちました。その後、政権軍は内戦で敵対する反体制派との停戦に合意しました。これにより、ISに振り向ける戦力を拡充させたとみられます。