文大統領 連休期間の新型コロナ防疫「国民の協力に感謝」
(VOVWORLD) -韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は5日、秋夕(中秋節)の連休期間(9月30日~10月4日)の新型コロナウイルスの防疫に関連し、国民の協力に謝意を表しました。
(写真:AFP/TTXVN) |
文氏はこの日、青瓦台(大統領府)で開かれた首席秘書官・補佐官会議で「連休中、国内の新規感染者数は2桁台を維持し、減少傾向を示した」と述べました。
また、特に懸念が大きかった3日の開天節(建国記念日)に集会が行われないよう交通規制を行ったことに触れたほか、連休中も新型コロナ検査のための専用診療所が運営され、医療従事者も休暇を返上して業務に当たったと強調しました。
文氏は、4~6月期の韓国の経済成長率が経済協力開発機構(OECD)加盟国1位を記録したほか、9月の輸出額も前年同月比7.7%増と今年最高値を記録したと説明しました。韓国が防疫で世界の模範として評価される理由は経済も好調なためだとして、改めて国民の協力に感謝を示しました。
一方で、連休期間の移動人数は3100万人に上り、週末まで特別防疫期間が続くと述べました。
文氏は「困難でも力を合わせて(新型コロナを)確実に鎮静化させれば、感染拡大の危機を脱して徐々に安定化段階に入る」としながら、国民生活と経済回復の速度も防疫にかかっていると強調しました。