新型コロナ・インド株96カ国に拡大 ロシアやアフリカでも

(VOVWORLD) -世界保健機関(WHO)は6月29日、新型コロナウイルスのインド由来の変異株「デルタ株」について、感染が世界96カ国で確認されたと発表しました。前の週から11カ国増加しました。
新型コロナ・インド株96カ国に拡大 ロシアやアフリカでも - ảnh 1(写真:AFP/TTXVN)

デルタ株の感染力は英国由来の変異株に比べて最大60%高いとされます。WHOのテドロス事務局長はデルタ株が「ワクチンを接種していない人の間で急速に広がっている」と指摘しました。一方でワクチンを1回接種しただけでは効果は限定的ともいわれています。

欧州メディアによりますと、ワクチン接種が遅れているアフリカではデルタ株が10カ国以上で拡大しています。感染が急拡大するロシアでは新規感染者の9割がデルタ株による感染の一方、ワクチンを2回接種した人は人口の11%にとどまっています。

欧州では英国で新規感染者の大半をデルタ株が占めており、欧州疾病予防管理センター(ECDC)は欧州連合(EU)でも8月末までにデルタ株が9割を占めると予測しています。

一方、英オックスフォード大などの研究チームは、米ファイザー製と英アストラゼネカ製のワクチンを併用した場合、アストラ製を2回接種するよりも高い免疫効果が確認されたとする研究結果を発表しました。

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