(時事)朝鮮中央通信によりますと、朝鮮民主主義人民共和国外務省報道官は4日、米韓両軍が1日に開始した合同軍事演習を受けた談話を発表し「(米新政権が)『力による平和』を叫び、軍事的圧迫と侵略の企てを露骨にしていることを決して傍観しない」と述べてけん制しました。
また「侵略者がささいな発砲でも行えば、断固とした報復打撃で容赦なく粉砕する」と警告し、報復を示唆しました。
米韓両軍は1日、朝鮮半島有事を想定した定例の合同演習を開始しました。トランプ米政権発足後初の米韓合同演習で、過去最大規模になるとみられています。
一方、朝鮮中央通信は、北京を訪問していた朝鮮民主主義人民共和国の李吉聖外務次官が4日、帰国したと伝えました。李次官は北京で王毅外相と会談し、王外相は、朝鮮が合同演習に対し、核実験など挑発行為を控えるよう自制を求めたとみられます。